みなさん、こんにちは。
連日のご相談、ご依頼ありがとうございます。


調査員歴23年、主に東京都内で調査をしております、AHです。
今日は調査の大半を占める張り込みについてお話しをしたいと思います。
調査員は必ず、調査初日の前(前日または数日前の夜)に開始場所の下見を行います。
その下見の際に、付近の道路状況や出入口の数の確認を兼ねて張り込み場所の選定を行います。
なぜ、下見を行うかと言うと、調査の当日に開始場所周辺を周回して、調査対象者や近隣住民に警戒されない為です。
張り込みがその後の調査の結果を左右すると言っても過言ではない為、張り込み場所の選定は慎重に行います。
もし、みなさんが自宅から出かける時に、見慣れない車が路上に止まっていたり、見慣れない人物が路上に立っていたら、気になりますよね!?
調査員が最も張り込みづらい場所のひとつが住宅街です。
中には有料駐車場などから張り込めるケースもありますが、東京都内の住宅街ではごく稀です。
昨今では住民の方も周辺の変化には非常に敏感です。
住宅街での張り込みで活躍するのが、遠隔監視カメラです。
いわゆる、映像を電波で送信するタイプのものです。
このカメラを状況に応じて細工し、調査対象者が出入りする出入口付近に設置します。
例えば、自転車やバイクのライトのレンズの中や、時には植込みの中に設置します。
もちろん雨が降っても大丈夫なように防水加工を施します。
そして調査員は少し離れた場所に車を止め、車内のモニターでカメラから送信されてくる映像を見ながら張り込みを行い、不貞の証拠撮りの場合はハードディスクに録画します。
最近はカメラも高性能ですから、映像はかなり鮮明です。
このような方法で張り込みを行うと、調査報告の時にご依頼者の方から、「どこで張り込んでたのですか?」と質問されることがあります。
遠隔カメラでの張り込みは、嫌がらせや悪戯現場での張り込みでも有効です。
例えば
●水道の蛇口をあけられる
●車に悪戯される
●落書きされる
などです。
犯人は警戒心が非常に強く、外からやって来る訳ですから、調査員が普通に張り込んでいたのでは、目的の証拠を押さえる前に現場から立ち去ってしまいます。
このように調査員は色々な方法で張り込みを行います。
また次の機会で調査機材などをご紹介できればと思います。

